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【FPが行ってみた】加藤レディスクリニックの体外受精説明会で費用と治療方針について聞いてきた【不妊治療の口コミ評判】

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加藤レディスクリニックの宣伝ボード。西新宿駅構内にあります。


近所の婦人科に通院して1年。タイミング法と人工授精を繰り返すも成果出ず。いよいよ体外受精を受けるべく、いくつかの有名不妊治療病院の説明会めぐりを実施しました。

 

このブログでは、私と同じように体外受精の病院選びで迷っている方々に向けて、各病院の説明会の様子などをレポート。今回の記事では、都内・自然周期不妊治療病院の総本山とも言える加藤レディスクリニックの体外受精説明会に参加したときの内容を記しています。参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

加藤レディスクリニックの体外受精説明会

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ハイアットリージェンシー東京


加藤レディスクリニックの体外受精説明会の会場はハイアットリージェンシー東京のセンチュリールームA。会場内には、ゴージャスなシャンデリア(?)が吊るされており、他病院の説明会とは違いお金がかかっている雰囲気でした。

 

説明会に参加していた患者候補者たちは、30代後半から40代前半くらいの夫婦が中心。同世代ばかりが大量に集まっているので、私は「マンモス大学の同窓会ってこんな雰囲気かなぁ~」とか思っていました。

 

正直、20代のピチピチ若者カップルは見かけません。ある意味、落ち着き始めた年代のヒトたちばかり。参加者数は少なく見積もっても200人から300人くらい。他の病院の体外受精説明会だと、少ない場合は10人ほど。多い場合でも数十人でした。しかし、さすがは加藤レディスクリニック、規模が違います。

 

他の不妊治療病院と同様、まずはスライド(他の病院のスライドは、パワーポイントで作ったような静止画でしたが、加藤レディスクリニックのスライドは、一部動画が使われています! お金かかってるぅ~と思いました)加藤恵一院長からの説明がありました。

 

院長のほか、培養士からお話もありました。

 

 

 

 

加藤レディスクリニックの体外受精・治療方針とは

加藤レディスクリニックの体外受精説明会でメモした内容を、箇条書きで紹介します。

 

【加藤レディスクリニックが重要視していること】

精子の状態

・ヒューナーテストの結果

・卵菅

排卵

 

・ピックアップ機能障害は、検査では分からない。

・2015年42万件のART症例数。

・2015年 ARTによる出生数は5万人超(日本産婦人科学会調べ)。

 

・受精率はどの年齢でも8割以上。

・分割率もどの年齢でも9割以上。

胚盤胞発生率は35歳まで6~7割。40歳未満は5割くらい。移植できる胚が減っていく。

・妊娠率は35歳くらいまで6割くらい。45歳で2割くらいに減る。

 

・強過ぎる排卵誘発は準備中の卵胞に悪影響。

・遺残卵胞が出る可能性があり、遺残卵胞がある周期は良好卵が採れないので調節が必要になる。

 

・自然周期(低刺激法)はクロミフェンを使う。hCGは使用せず、GnRHアゴニスト(点鼻薬)を使う。

クロミフェンは、採卵率を向上させる。

 

・完全自然周期の場合は、来院数が少ない。

・完全自然周期で採卵できるのはは、月経周期が正常で、ホルモン値も正常の場合。

 

・自然周期だと毎月でも採卵可能。

・戻せた受精卵の妊娠率は良好。

 

・加藤レディスクリニックでは、クロミフェンを使う場合が8割ほど。

 

・2016年の場合、12262人の患者数に対して、出産数は4000人ほど。

・毎年4000人くらい出産している。

 

・採卵時に麻酔はしない。

・他院の半分から3分の1くらいの細さの針を独自開発しており、それを使う。

・経膣超音波で移植する。

 

・採卵後2日目で分割胚移植(←初回はコレ)または、5日目で胚盤胞移植

・分割胚 移植できる率が高い。

胚盤胞 妊娠率が高いがコストも高い。

 

【KLC採卵の特徴】

・針が細い

・5分で採卵

・無麻酔

・採卵後20分安静

・経膣エコー下胚移植

・凍結移植は、自然排卵

・内因性のホルモン重視

・単一胚移植(多胎発生をゼロに近づける)

 

・日本の多胎率3.2%に対してKLCは1%

 

・採卵周期、凍結胚移植日は午前中に来院する。

・夫も最低1回の来院が必要。

 

 

 

 

 

・培養士からの話

培養士さんからのお話もありました。以下、当日のメモを箇条書きしていきます。

 

・培養士は63人。

・リスクマネジメント、品質マネジメントに力を入れている。

・患者の静脈登録を行い、採卵当日に確認。ラベルを発行し、ダブルチェック。

・自家発電装置あり。

・培養器具は壁に固定されている(←地震時でも大丈夫ということらしい)。

 

・1000倍の顕微鏡レンズで精子を選別する。

・顕微授精ができる培養士は40人くらい。

・顕微授精の正常受精率は全国平均76.8%。それより数値が悪くならないようにしている。

・KLCの正常受精率は83.7%

 

・凍結保存技術を製品化し、国内95%の体外受精施設で使われている。

・年間2万周期を超える採卵件数

・データが多いから検証しやすく、珍しい症例にも対応可能。

・培養室の様子を患者が見られるようになっている。

 

 

加藤レディスクリニックの体外受精にかかる料金

 

料金表は以下の通り。

 

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体外受精(IVF)治療費について 1

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体外受精(IVF)治療費について 2

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通常料金 新鮮胚移植プラン



 

 

 

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保存管理料 採卵費用(卵子得られず)

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体外受精周期の治療中断 完全自然周期採卵の成功報酬制度を適用した料金(プランA)

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体外受精治療費 完全自然周期採卵の成功報酬制度を適用した料金(プランA)

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完全自然周期採卵の成功報酬制度を適用した料金(プランA)

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完全自然周期採卵の成功報酬制度を適用した料金(プランA)

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お支払方法について 助成金について

まとめ

加藤レディスクリニックの体外受精の特徴をざっくりまとめると…

排卵誘発の方法

自然周期、低刺激法。クロミフェン使用

説明会の雰囲気

とにかく規模がでかい。培養士の数63人聞くだけでも、その規模感が分かるというもの。ほかのどこの病院よりも、大きな会場を使った説明会に、多数の来場者。圧倒された。説明内容は、新宿アートクリニックと似ていたと思う。

 

東京で体外受精を受けるとなったら、誰でも一度は加藤レディスクリニックを候補の1つに考えてみるのでは? というくらい超メジャーな加藤レディスクリニック。自然周期法の総本山の病院だけあって、説明会も大きな会場で行われておりました。

 

余談ですけど、私が以前通っていた婦人科の院長は「体外受精はとにかく培養士! 培養士の腕が7割、医者の力は3割くらい。都内の体外受精の病院で一番良い培養士が揃っているのは、加藤レディスクリニックだから。とれる卵の数は少なくても、腕の良い培養士がいる!」と言っていました。なので、私も期待して説明会に参加したのです。

 

今回の記事は、私が説明会に参加し、当日走り書きしたメモをこのページに写し書きしたものです。内容には、間違いが含まれる可能性があります。加藤レディスクリニックへの通院を考えていらっしゃる方は、体外受精説明会へのご参加をおすすめします。

【FPが参加】虹クリニックの体外受精説明会の口コミ・感想【不妊治療の費用と方針について聞いてみた】

 

虹クリニック

虹クリニックの看板。曇り空の日でした

不妊治療のため近所の婦人科に通院すること約1年。タイミング法と人工授精を繰り返しましたが、成果出ず。次からは体外受精を行おうと考えています。とはいえ、体外受精には大金が必要。病院選びは慎重に行いたいところです。

 

そこで、私は、体外受精を実施している複数の病院の説明会に参加。実際に、病院まで足を運び、複数の体外受精説明会に参加したからこそ分かった各病院の実情を書き記したいと思います。

 

ネット上の口コミや病院の公式サイトだけでは分かりにくい、各病院の治療法や費用面の特色をお伝えします。体外受精を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。

 

今回、訪れたのは「虹クリニック」(東京都杉並区・最寄り駅は荻窪駅)です。虹クリニックは、総合病院である荻窪病院のサテライトクリニックとして生まれた、不妊治療に特化した病院。2019年、開院から10年になるそうです。

 

虹クリニックの体外受精説明会「妊活ひろば」(妊活勉強会)の内容

 

虹クリニックの体外受精説明会は「妊活ひろば」(妊活勉強会)という名称で実施されています。別に体外受精に特化した内容ではなく、タイミング法や人工授精の説明会としての機能もあるようです。

 

同病院の公式サイトに実施日程が記載されているので、電話で参加申込をしました。

 

説明会は、虹クリニックの受付ロビーで行われました。参加者は、10人ほどのカップル。杉山産婦人科やリプロダクション、NAC日本橋などの有名クリニックの体外受精説明会と比較するとずいぶん小規模(よくいえばアットホーム)な雰囲気です。

 

ロビー内にあるテレビを使って、パワーポイントで作成したらしき画像が表示され、説明会がスタート。

 

ほかの病院では、お医者さんが出てきて体外受精について熱く語ってくれることが多かったのですが、虹クリニックの説明会ではお医者さんの登場はなし。ベテランとおぼしき看護師さんからお話を聞きました。

 

内容は、妊娠のしくみや不妊の原因についてなどの、どこの病院の説明会でもお話されているようなものから始まり、虹クリニックで行う基本検査の内容(ホルモン検査、支給卵菅造営検査、フーナーテスト、高温期検査、超音波検査、精液検査など)やタイミング法、人工授精についての説明がありました。

 

体外受精についての説明は、「卵巣刺激→採卵→媒精 体外受精胚移植黄体期管理」、「痛み止めや麻酔を使って卵を採ります」という内容のみ(まあ、ごく一般的なもの)でした。

 

他の病院が、独自の手法について熱く語るなか、虹クリニックの体外受精の説明は非常にシンプル。いくつもの病院の体外受精説明会を渡り歩いている身としては、肩透かしを食らった気分でした。が、タイミング法や人工授精の方法まで説明会の内容に入れているということは、不妊治療初心者向けの病院なのかもしれません。

 

 

虹クリニックの体外受精・治療方針とは

虹クリニックの治療の特徴は、様々な選択肢を用意しているところだそうです。

オーダーメイドの治療法

体外受精はカスタマイズ可能。自然周期法から刺激周期法までいろいろな方法に挑戦できる。

荻窪病院産婦人科と連携あり

荻窪病院産婦人科電子カルテを共有できるので、治療から出産まで総合的に診てもらえる。

男性不妊にも対応

生殖医療専門の泌尿器科の医師が在籍。男性不妊への対応も可能。

相談できる

いつでも看護師に相談可能。心理カウンセリングも予約できる。ミニ講座の実施あり。

 

 

虹クリニックの体外受精にかかる料金

 

料金表は以下の通り。

虹クリニック料金表1

虹クリニック料金表1

虹クリニック料金表2

虹クリニック料金表2

虹クリニック料金表3

虹クリニック料金表3

虹クリニック料金表4

虹クリニック料金表4

まとめ

体外受精の病院は、基本的には排卵の方法にそれぞれの独自性を出しているものです。例えば、加藤レディスクリニックやNAC日本橋、新宿アートクリニックなどの所謂KLC系の病院は自然周期法にこだわりがあります。リプロの場合は、高刺激で1度にたくさんの卵を採るという方針です。

 

虹クリニックの場合は、特に何かの排卵方法に特化しているのではなく、自然周期から刺激周期まで、いろいろな方法を試せるようです。

 

うまく妊娠できた場合は、荻窪病院で出産することもできます。地元密着型の荻窪病院になじみがある人にとっては、うれしいのではないでしょうか。

 

また、他院にない特徴として、虹クリニック(荻窪病院)では、男性HIV感染者と陰性の女性との間の体外受精を行っているそうです。個人的には、荻窪近辺に住んでいて、「不妊治療を始めてみよう」という初心者の方に向いている病院かなと感じました。

【FPが参加】新宿アートクリニックの体外受精説明会で費用と方針について教えてもらった【不妊治療の口コミ】

新宿アートクリニック

新宿アートクリニックの体外受精説明会に参加しました

タイミング法と人工授精を1年間続けるも実りなし。ついに、体外受精の世界へ足を踏み入れようとしています。

 

体外受精といえば、自費診療。自費診療といえば、とにかく高額。ということで、どの病院で治療しようか悩みますよね~。そこで、私は複数の体外受精を実施している病院の説明会に参加。それぞれの病院の治療方針の違いと治療費について情報を得ましたので、こちらでシェアしたいと思います。

 

今回は、加藤レディスクリニック系列の体外受精の病院、新宿アートクリニックの体外受精説明会に参加しました。

 

 

新宿アートクリニックの体外受精説明会

新宿アートクリニックの体外受精説明会の会場は「ベルサール新宿グランド コンファレンスセンター」(←貸し会議室のようです)。

 

治療内容について、阿部崇院長から説明がありました。さらに、培養部、看護部、受付部の女性陣も登場。それぞれの担当分野の内容についてお話がありました。

 

ほかの病院では、医者が出てきて説明(リプロはVTRを見せてもらっただけですが)だったので、新宿アートクリニックは、何かやはり、培養部や看護部、受付部にも自信を持っているのかなぁと感じました。

 

今回も参加者は、ほとんどが夫婦一緒での出席。年齢層は、40代前後。40歳を少し過ぎているかと思われる方々もちらほらという感じでした。

 

新宿アートクリニックの体外受精・治療方針とは

新宿アートクリニックの体外受精説明会でメモした内容を、箇条書きで紹介します。

 

・自然低刺激法。

・体にやさしい治療。

・対話を大切にした診療。

 

・成功報酬制度を採用。

・ヒューなーテストの結果が良い人は、AIH(人工授精)の効果はあまりない。

 

・原因不明不妊の場合、卵管采が卵子をうまく捕獲できていない。または、良い卵子排卵できない→遺残卵胞が排卵されている可能性がある。

・hCGは、排卵させるには良い薬だが体に影響が残りやすく、遺残卵胞になりやすい。

 

・過剰な卵巣刺激はせず、hCGを使わず、適切な黄体期管理を行う。

・完全自然周期。誘発剤を一切使わない。新宿アートクリニックのキホンの治療法。スプレー(点鼻薬)を使って、2日後に卵を採る。

 

・レトロゾール(女性ホルモン・エストロゲンを低下させ、卵巣刺激を抑えつつ、排卵周期を整えて複数の卵胞を育てる)周期では、生理3日目からレトロゾールを用いて、採卵前に点鼻薬を使う。

 

クロミフェン法は、生理3日前からクロミフェンを用いて、採卵前に点鼻薬。内膜が薄くなり妊娠率が下がるので凍結法を使う。

 

・調節卵巣刺激法は、排卵を抑制しつつホルモン注射を行うもの。

・自然・低刺激法は、バランスを崩しにくい。

 

・顕微授精のときは、1000倍に拡大できる顕微鏡を使って精子をチェックする(←これは、NAC日本橋の説明会でも言っていましたね)。

 

・2~8細胞期または胚盤胞を移植する。

 

・自然周期法のメリット

・良好な出産率。

年齢

100人あたりの出産数

34歳以下

90人

37歳

80人

39歳

70人

40歳以上

45人

※それぞれ移植回数は異なり、37歳以上だと11回以上移植を繰り返した場合の数字のようです。

・海外の事例によると、刺激を多くした場合と、新宿アートクリニックのやり方の場合と、出産率は変わらない。

 

・身体の変調をきたしにくい。

・連日の注射、hCGは行わない→卵巣過剰刺激症候群OHSSになる可能性は少ない。

 

・主席卵胞以外も採る(←これは、NAC日本橋の説明会でも言っていましたね)。

 

・ERA検査(子宮内膜着床能検査)は、着床時期のズレが判明した場合に行う検査(着床の窓)も実施している。←この着床の窓に関しては、杉山産婦人科説明会に参加したとき、出席していた患者さんから質問があったのですが、医者の回答によると、「民間企業が行っている検査方法です」ということで、真偽のほどはまだよく分からないっぽい?感じのもののようでした。

 

・【来院パターンの例】生理28日の場合…生理3日目→10日目→12日目→14日目(採卵)8時前後来院。着替えして手術室で採卵(5~10分)、少し休んで帰宅。当日、精子の準備については、夫が来院するか精子のみ持ち込みをするか、精子を事前に凍結しておく。

16日目(移植)11時来院。着替えして手術室で移植。

 

・判定日までに5~7回の来院が必要。

・生理11~18日目はスケジュールを空けておく。排卵日前後は午前中の診察。

 

新宿アートクリニックの体外受精にかかる料金

 

料金表は以下の通り。

新宿アートクリニックの料金表

新宿アートクリニックの料金表

新宿アートクリニックの体外受精費用の流れ

新宿アートクリニックの体外受精費用の流れ


 

 

 

まとめ

新宿アートクリニックの体外受精の特徴をざっくりまとめると…

排卵誘発の方法

薬をあまり使わない自然周期、低刺激法。

説明会の雰囲気

医者以外も登場して説明してくれたので、院内の雰囲気を少し感じることができた(女性スタッフが多いんだなぁと思った)。料金面や通院スケジュールなどがわりと具体的で、実際に治療したときの様子がイメージしやすかった。

 

新宿アートクリニックは、加藤レディスクリニック系の病院だけあって、NAC日本橋同様、自然周期、低刺激の治療法にこだわった治療法を行っているようです。高刺激を行うリプロとは対極にある方法といえるかと思います。

 

今回の記事は、説明会を聞きながら私が走り書きしたメモをもとに作成しました。内容には、多少の解釈違いや間違いがあるかもしれません。新宿アートクリニックが気になった方は、無料の体外受精説明会へ足を運ばれることをおすすめします。

【FPが解説】リプロダクションクリニック東京の体外受精説明会で費用と方針について聞いてみた【不妊治療】

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↑リプロダクションクリニック東京の説明会は、この画像に写っている部屋で行われました

近所の婦人科のある病院で約1年、タイミング法と人工授精を行ったもの結果が出ません。次は、体外受精に挑戦します。体外受精を行っている有名病院では、説明会を実施していますので、参加することにしました。

 

ネットの口コミや病院の公式サイトだけでは、それぞれの病院の治療法の特徴や費用面はなかなかわかりにくいもの。実際に、複数の病院の体外受精説明会に足を運んだからこそ分かった情報をお伝えします。

 

今回、ご紹介する病院は、リプロプロダクション東京。大阪では有名な不妊治療病院が東京にも進出して開院したところのようです。

 

 

 

 

リプロダクションクリニック東京の体外受精説明会の内容

 

リプロダクションの体外受精説明会は、リプロダクション東京内にある部屋で実施されました。これまで、参加したいくつかの体外受精説明会では、理事長先生などが登場して、ライブでお話を聞かせてくださいました。

 

が、リプロではスライドを使い録画映像が流されただけで、お医者さんの登場は、最初と最後のあいさつのみ。リプロ東京のサイトには、「大阪の説明会を東京に中継、東京の説明会を大阪に中継」と記載されていますが、実際は録画でした。

 

ある意味、素っ気ないのですが、毎月行われている説明会で、お話される内容は同じでしょうし、VTRを放映するだけという方式は、お医者さんの貴重な時間を奪うことがないですし、ある意味合理的なのかと思いました。

 

参加者は、30人くらい。ほとんどが夫婦での参加です。

 

リプロダクションクリニック東京の体外受精・治療方針とは

ここからは、私が説明映像を見ながら、メモした内容を箇条書きで記していきます。説明映像の前半は、妊娠の仕組み、不妊治療の基礎知識的なものでした(体外受精を考えている人は、皆、知っているような内容だと思います)。

 

無精子症は100人に1人くらい。毎日射精することが理想。毎日射精すると精子の状態は良くなる。毎日ではなくとも、1日おきには射精したいところ。

・自然排卵を抑えて、hMG注射を毎日行い(自己注射)卵を育てて、hCG注射で卵を成熟させる。

 

・リプロでの刺激周期1回分が、低刺激法3~4回分に値する。自然周期法だと、6~7回分に相当。

・これまで、採卵すらできなかった46歳の人にも適応。

 

・リプロのような刺激周期法では、1回で12~15個の卵の獲得を目指す。この場合、3~4回の移植ができる可能性がある。

・低刺激法だと、採卵個数は3~5個。移植回数は1回。

・自然周期法だと、採卵個数は1~2個。移植回数は0~1回。

 

・70%の人は、移植5回以内で出産している。

・刺激周期で最初に良い卵をたくさん採る。

・採卵時は、局所麻酔を使う人9割、全身麻酔を使う人1割。

 

・普通の体外受精の受精率50~80%。

・顕微授精の受精率も50~80%

 

・自然周期法を使うと2個くらいしか採卵できないので、胚盤胞までいかない場合もある。

・リプロの刺激周期では、仮に10個採卵できたとすると、成熟卵7個→受精5個→良好分割胚3個→胚凍結1個というイメージ。

 

胚移植は原則1個。

 

・胚凍結をすると妊娠率が10%アップ。

・胚凍結の生存率は99%。妊娠率が高く、OHSS卵巣過剰刺激症候群の予防ができ、子宮外妊娠を防ぎ、周産期リスクを低下する。デメリットがない。

 

・自然排卵だと移植日が動かせないが、刺激周期だとある程度移植日を選べる。

・不育症検査も可能。

 

・男女一緒に治療していく。

・正月以外は休みなし。

 

リプロダクションクリニック東京の体外受精にかかる料金

料金表は以下の通り。

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体外受精費用(採卵周期)

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体外受精費用(凍結融解胚移植周期)

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男女共通費用

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採血・検査・その他(自費費用)

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自費注射費用

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不育検査・治療費用


まとめ

リプロダクションクリニック東京の体外受精の特徴をざっくりまとめると…

排卵誘発の方法

自然排卵を抑え、自己注射などを使い、初回の高刺激で多数の採卵を目指す。

説明会の雰囲気

医者はあいさつ時のみ登場。スライドで録画映像を観るだけ。ライブで医者の話が聞けないのは、少し味気ないが、合理的ではある。

 

リプロダクションクリニック東京の独自性は、排卵誘発剤をゴリゴリに使わって、多数の卵の獲得を目指していくという方法にあるかと思います。自然周期法にこだわりを見せるNAC日本橋とは逆方向の発想の病院です。

 

また、ほかの病院では説明会に医者が登場し、生で治療方針について説明しているなか、リプロは録画映像を流すのみというあたりに、同病院の合理的な考え方を見せ付けられたような気がしました。

 

他病院で行っているような、説明会後の質問コーナーはなし。配布された用紙に質問コーナーが設けられており、「次回診察時にこの紙を医師にお渡し下さい。質問にお答えさせていただきます。」と記されていました(←診察を受けないと質問できないということでしょうか…)。

 

今回の記事は、私が説明会のスライドを見ながらメモしたものをベースとして作成しています。多少、内容に間違いがある可能性もあるので、同病院への通院を検討している方は、一度説明会に参加してみてくださいね。

ファイナンシャルプランナーが、Natural ART Clinic(ナチュラルアートクリニック)日本橋の体外受精説明会で費用と方針について聞いてみた

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NAC日本橋の受付前ロビーの様子。この空間で説明会が実施されました

婦人科で不妊治療(タイミング法&人工授精)を1年ほど行ってみたものの成果がでない私。体外受精を試すべく、複数の有名不妊治療病院の体外受精説明会に参加しています。

 

不妊治療をいざ始めようとしても、その費用面や病院ごとの特色は分かりづらいもの。そこで、私が参加した各病院の体外受精説明会の様子を書き記したいと思います。

 

今回は、Natural ART Clinicナチュラルアートクリニック)日本橋体外受精説明会で聞いた、同院の治療方針と費用面について紹介します。

 

 

 

NAC日本橋体外受精説明会の内容

説明会は、上に貼った画像にある、NAC日本橋の待合ロビーで行われました。

 

体外受精の説明会を申し込んだ人は、AMH検査と精液検査が各1,000円で受けられるということで大変おトクだと思いました。私が以前、別の病院でAMH検査を受けたときは8,000円かかりましたから。

 

AMH検査の場合は、説明会の開始前に採血し、説明会終了後に検査結果を教えてもらえるという流れでした。精液検査の場合は、採精容器を事前に病院から郵送してもらい当日持参するか、事前に持参するようです。

 

当日の参加者は40人くらいでしょうか。ほとんどが夫婦で出席していました。

 

寺元章吉理事長が登場し、スライドを使っての説明です。

 

寺元院長は、加藤レディスクリニックで10年以上働いていたそうです。新橋院を13年前に開設し、3年前に日本橋院を開いたとのこと。

 

NAC日本橋体外受精・治療方針とは

ここからは、私が説明会を聞きながらメモした内容を箇条書きしていきます。

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高刺激法は1回目が勝負

 

・投薬をなるべくしない。自然周期法をメインとした治療。

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NAC日本橋は、自然周期法を採用


 

・世界では、高刺激法がスタンダードだが、たくさん採ると必ず卵は減ってしまう。高刺激法では2~3回目から卵が採れなくなってくる。高刺激法は2回目までがリミット。海外では、卵子提供が行われている。関東は中刺激法を使う不妊治療院が多く、加藤レディスクリニックは、中刺激専門。

 

・寺元メソッド(←NACの理事長のメソッド)は、加藤レディスクリニックとはまったく違う。「薬は毒」という考えに基づいて自然周期法を行っている。

 

・5~10年培養士を続けていると、精子の頭部の状態が分かるようになる。

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精子が妊娠成功の鍵を握っている!

 

・卵管異常を発見するスペシャリストである長田院長が在籍している。

 

精子は200匹分調査する。例えば、頭に穴の空いているやつはダメとかチェックしていく。

 

・顕微授精はIMSI(通常の顕微授精よりも高倍率である1000倍の顕微鏡を使って行う方法のこと)しかやってない。

 

・世界一の培養士・上野先生が在籍。この先生の手にかかれば100匹以上の精子を1時間でチェック可能(←この方のことを、寺元理事長は「熟練の極み!!!」と絶賛していらっしゃいました)。

 

・最近のマスコミは、染色体異常と卵子老化を一緒のような扱いにしている!卵子だけに特別な老化は起こらない。

 

・35歳を過ぎると精子の質が落ちる(と言って、弱った精子のモノマネをし始める寺元理事長…。精子も年齢を重ねると酔っ払いが千鳥足で歩くような、頼りない動きになることもあるそうです)。

 

・自然周期1回あたりの妊娠率は17%。

 

・誘発剤を利用した場合でも、胚盤胞になるのは10個に1個くらい。

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今まで見捨てられていた小卵胞卵子も活用する


 

・主席卵胞にならなかった、小卵胞も採卵して活かしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

NAC日本橋体外受精にかかる料金

 

料金表は以下の通り。

 

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料金表

 

 

まとめ

 

NAC日本橋体外受精の特徴をざっくりまとめると…

排卵誘発の方法

薬はなるべく使わない自然周期法を採用。主席卵胞はもちろん、小卵胞も採って活かしていく。

その他

寺元理事長の個性が爆発。説明会のとき披露される「弱った精子」のものまねは必見。

 

説明会の特徴

AMHと精子の検査が1,000円で受けられて得した気分になれる。

 

NAC日本橋の独自性は、排卵誘発剤を極力使わず、自然に発生する卵子を採集していくという手法にあると思います。

 

また、ほかの病院では行っていない、主席卵胞にならなかった、小卵胞も採って育てていくという手法は、強い誘発剤を使いたくない人(高齢者)にはおすすめの方法かと思われます。

 

また、培養士の腕にかなりの自信があるようでしたので、そういったところも期待できるのかも。

 

今回のこの記事は、私が説明会に参加してメモ帳に走り書きしたものをもとに作成しています。内容に誤りがある可能性があります。同病院に興味をお持ちの方は、一度説明会に参加することをおすすめします。

杉山産婦人科(新宿)の体外受精説明会で費用と方針について聞いてみた

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杉山産婦人科不妊治療の費用と内容を紹介します

1年ほど前から、婦人科に通い不妊治療をしていますが、成果が出ていません。最近になって、体外受精を考えています。体外受精を行っている病院はたくさんありますが、どこがどのような方針の治療を行っており、料金はいくらくらいかかるのかがよく分かりません。

 

そこで、体外受精を実施しているいくつかの病院の説明会に参加してきました。

 

今回は杉山産婦人科体外受精説明会の内容についてご紹介します。

 

 

杉山産婦人科体外受精説明会の雰囲気

説明会は、杉山産婦人科・新宿内にあるセミナーホールで実施されました。同病院の体外受精説明会は、「体外受精講習会」という名称で、2週間に1度くらいの頻度で土曜日に行われています。同病院のサイトから参加申込ができます。

 

会場には、ざっと50名くらいの参加者。ほとんどが夫婦で出席しています。年齢的には、40歳前後くらいが多いでしょうか。

 

私にとって、このときが初めての体外受精説明会への参加となったわけですが、体外受精を受けようとする人に共通する特徴なんて何もないんだなと感じました。

 

杉山産婦人科体外受精説明会の内容

 

説明会では、説明書が配布されました。

 

杉山産婦人科の杉山力一理事長が登壇し、スライドを使った体外受精の解説が行われました。

 

私がメモした内容を箇条書きにします。

・杉山産婦人科の世田谷院は産科、新宿院と丸の内院は同内容の治療を行っているが、カルテの共有は不可。

 

不妊因子は、女性側因子が70%、男性側因子が30%。原因不明のものが15%(高齢因子を含まず)、重複因子40%

 

・杉山産婦人科には、男性不妊を専門とした男性不妊症外来あり。全国で数十人しかいない生殖専門泌尿器科がある。

 

子宮内膜症は手術をしないと妊娠しない。子宮内膜症を調べるための腹腔鏡検査は12万~15万円で実施。丸の内院で行うが、現在1~2ヶ月町。35歳までの人向けの選択肢。同検査を受けている人の平均は33.7歳。不妊期間平均2.5年。術後、31%の人が自然妊娠。

 

胚移植(受精卵を戻すこと)→絶対やらなきゃ妊娠しないという人は、3割しかいない。内訳は、卵管閉塞1割、精子の状態が悪い人2割。この3割の人たちは成功しやすい。

 

・最近、すごい機械(「Geriインキュベーター」受精が正常にできたかどうか確認できる培養機)を10台買い、精度が上がった! このすごい機械は1台あたりフェラーリ1台分くらいの値段(なお、フェラーリは1台あたり2000万から3000万円くらいです)。

 

・患者の半数以上が40歳以上。アメリカだと体外受精は35歳がピーク。アメリカでは、40歳以上になると20代の人の卵子を買うので妊娠率が高い(杉山の説明会では、「アメリカ」「アメリカ」と何度もアメリカの事例が出てきて、やっぱ、体外受精アメリカ等欧米が本場なんだろうなぁと感じさせられました)。

 

・日本の場合は、卵子を買うという方法が基本的にはないので、同じ人が何度も体外受精を受ける。

 

・36歳から年間3%ずつ妊娠率は低下する(日本産婦人科学会のHPに載っているそうです)。

 

精子は人によって7~8割が奇形。

 

 

杉山産婦人科体外受精・治療方針とは

 

 

・杉山産婦人科では、低刺激法・準自然周期法を第一選択肢とし、卵の数は5個くらいを狙う。

 

・高刺激法で10個くらいの卵の獲得を目指す方法は、卵巣刺激が強くてリスクが高く、卵の質が悪くなる恐れあり。新鮮胚移植ができない。高刺激法のデメリットを減らしたものが低刺激法。

 

排卵予想が難しいので、日曜・祝日も開院。

 

・採卵時は、8時から10時の間に来院。

 

・採卵時は、8割の人が麻酔ありを選択→仕事は休むことになる。2割の人は麻酔なしを選択→すぐ帰宅して、仕事に行くことも可能。

 

・採卵数5個までは、麻酔なしでOK

 

排卵誘発は、自己注射を推奨。

 

・生理開始から3回くらい来院して採卵。

 

・顕微授精の利用者は、精子が少ない人4割、前回受精しなかった人1割、夫婦の希望5割。

 

・顕微授精当日、精子を持っていけない場合は、凍結精子を利用する。凍結精子は、顕微授精になる。

 

・35歳未満は、胚を1つずつ戻すが、それ以上の年齢の人は2つずつ戻す(なお、アメリカでは3つずつ戻している→双子が多い。アメリカ人は体が大きいので双子でも対応できるが、日本人は体が小さいので双子はリスクが高い…とのこと)。

 

・採卵2~3日後に移植。子宮内で育つかも?という可能性にかけて戻してもいいのかも。ということで、胚盤胞移植しかしない病院もあるが、20年で20人くらいは胚盤胞になっていなくても育ったという事例があるので、戻すのもいい。

 

・良好な受精卵は39歳~41歳だと10%~15%

 

・着床前検査は、1個につき10万円。アメリカの体外受精ではすべて行っているが、日本では倫理的にグレー。何回体外受精を行っても妊娠しない人、毎回流産する人に実施するものだが、希望する人は行っている(←要するに、「着床前検査をしたい」と言い、お金さえ払えば誰でも着床前検査が受けられるようです)。

 

杉山産婦人科と加藤レディスクリニックとの違い

・加藤との大きな違いは、採卵誘発の方法。加藤では、注射を使った排卵誘発はしないが、杉山では注射を使う。

 

 

 

 

杉山産婦人科体外受精にかかる料金

 

料金は以下のとおり。

 

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杉山産婦人科不妊治療料金表

 

まとめ

 

杉山産婦人科体外受精の方針・特徴をざっくりまとめると…

排卵誘発の方法

低刺激・準自然周期法。自己注射で採卵5個くらいを目指す

胚移植

多少質の悪いものでも、とりあえず戻す

戻す卵の数

35歳以上は2個戻しも可能

その他

培養機Geriインキュベーター10台所持。

 

いくつかの体外受精病院の説明会に参加し、わかった杉山産婦人科独自の特徴は、以上です。高刺激に挑戦するほどではないが、加藤レディスクリニックのような自然周期だけでは不安だし、その中間あたりの方法に挑戦したいという方に向いているのではないかと思います。

 

着床前診断も希望すればできるようですし、卵子アンチエイジング外来という科もできたようです(この外来では、髪の毛を400本くらい抜いて、アメリカの研究所に送り、栄養状態のチェックをしてもらえるそうです。なんでも、ミトコンドリアが良くなるのだとか…)。お金さえ払えば、いろいろな方法を選択できるということが特徴だと思います。

 

ほかの病院では実施していない、胚移植時に2つの胚を戻すという方法を選ぶこともできるようです。

 

今回、ご紹介した内容は、私が説明会時に必死でメモっただけのものなので、多少の間違いがあるかもしれません。気になる方は、実際に説明会に出席することをおすすめします。

【サラリーマンの節税術】 年収300万円のOLが年間2万円分寄附したら、税金(所得税)はいくら安くなるのか?

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プラン・インターナショナル・ジャパンを通じて交流している子どもから届いた手紙

私は、10年以上前から公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンの「プラン・スポンサーシップ」に参加しています。この「プラン・スポンサーシップ」とは、支援を必要としている国や地域の人々に対し、毎月お金を寄付していくというものです。

 

この団体の支援を受けている子どもから、毎年写真やお手紙が送られてきます(私から、手紙を書くこともあります)。私は、それほど熱心な支援者ではありませんが、たまにいただくこのお手紙がとても楽しみになっています。

 

私は、現在、バングラディッシュの支援をしているので、バングラディッシュに住む男の子から手紙がきました。バングラディッシュの言葉で書かれているのですが、英語に翻訳したものが添えられているので、何となく、どのようなメッセージを綴ってくれたのかが分かります。

 

寄付をすると、このように普段触れることのない世界について考えるチャンスが得られます。

 

プラン・インターナショナル・ジャパンのような公益財団法人を含む、以下のような団体に寄付をした場合には、寄付金控除があります。

 

そこで今回は、寄附金控除について書いてみたいと思います。自営業の方はもちろん、サラリーマンの方の節税術としても有効なのでぜひ使ってみてくださいね。

 

 

 

寄付金控除の対象となる団体

・公益財団法人等

・認定NPO法人

・政党若しくは政治資金団体

 

寄付金控除(所得控除)OR寄付金特別控除(税額控除)のどちらか有利な方を選べばOK

 

寄付金控除には、所得控除と税額控除の2種類があるのですが、サラリーマンの場合、税額控除を選んだ方が納める税金が安くなります。

 

では、ここでは年収300万円のA子さん(子なし、共働き)が、年間2万円の寄付をした場合の税額について、説明します。

 

 

【A子さんデータ】

・年収300万円

所得税率5%

・課税所得1,105,000円

 

 

寄付をしなかった場合の所得税

課税所得1,105,000円×所得税5%=55,250円(復興特別所得税を含めて56,400円)

 

寄付をした場合の所得税

 

寄付金特別控除(税額控除の計算式)

(その年に支払った寄付金額-2,000円)×40%(*)=寄付金特別控除額

 

(*):政党等への寄付金は、30%になります。

 

年収300万円のA子さんが年間2万円の寄付をした場合…

(2万円-2,000円)×40%=7,200円

この7,200円が税金から引かれます。

 

所得税55,250円-寄附金等特別控除額7,200円=48,050円(復興特別所得税を含めて49,000円)

 

年収300万円のOLが年間2万円分寄附した場合に、安くなる税金額

56,400円―49,000円=7,400円

 

以上のことから、年収300万円のA子さんが年間2万円の寄付をした場合、7,400円の節税となります。

 

まとめ

・寄附をすると節税できる。

・寄附金控除には、所得控除と税額控除があるが、会社員は税額控除を選べばOK

 

会社員の方が、寄附金控除を受けようとすると、確定申告をしなければいけません。

 

確定申告と聞くと、面倒くさく難しいイメージがあるかもしれませんが、国税庁の確定申告作成サービスを使えば、誰でも簡単に確定申告書が作成できます(確定申告書の作成には、有料ソフトなどもたくさんありますが、そういったものを買わなくても、国税庁のサイトで簡単に作れます)。

www.nta.go.jp

 

ちょっと良いことをして、節税したい人は、試してみてくださいね。